京都の町家改修、住宅設計、店舗設計、京町家に関することなら 冨家建築設計事務所にご相談ください。

店舗設計

多くの飲食店、物販店、事務所なども手掛けています。
これらの商業施設等の設計で培った空間演出・ライティングやインテリアのディテールなどのノウハウを住宅向きの要素として抽出し、住宅設計にも取り入れます。

飲食店などに多いカウンター。
カウンターの設計には自信があります。カウンター自信だけを考えるのではなく、その先につながっていく要素を取り込みながら連続していく大きなボリュームが空間の大きな要素となる。そんな手法も使います。
カウンターのほかに、垂壁・腰壁・イス・ソファー・テーブル・棚・・・
インテリアをそれぞれ用途に分けそれぞれの家具があるようとらえるのが一般的ですが、住宅設計の中では、壁・床・天井がインテリアの代わりになることもあります。
床が少し上がればイスに、もっと上がればテーブルに、床がくぼめば棚にといった具合に家具や収納を考えていきます。分節されない連続したインテリアで空間を構成すると落ち着いたものが作れます。

大がかりな事はせずに小さなアクセントだけでも十分にインテリアをしつらえる事も可能です。視線の向く先、手の触れる先に重点を置き、インテリアを配置することで全体を空間構成します。

予算をかけずにインテリアを考えるには色々な方法が考えられます。一つの例としては、天井仕上げを省き設備配管などの経路を意匠とし間仕切りやカウンターをコンクリートブロックで作ることによって、構造体が仕上げとなっている見せ方など、低予算でのイメージ作りができます。
間仕切り壁が天井まで届いていない事が視線の「抜け」を作り、実際よりも広く感じられる手法を使い、且つブロックの量を抑え低予算に貢献しています。

昭和レトロといっても新しく作るものに模倣を入れてもなじむことは無いでしょう。現在の建材構成の中で新しい感覚で昭和レトロの感性を感じられる、懐かしくも新しいデザインとしました。本来見切りに使われるボーデータイルを縦ストライプのようにパターン化し、店舗をぐるり一周帯のようにまわっています。

照明計画は大変重要です。せっかく良くできたインテリアでも照明計画を失敗すれば台無しです。また逆の効果もあります。照明計画を工夫することによって、空間に奥行きを持たせることもできます。
明かりとしての照明だけでなく光もインテリアの要素として考えます。照明の種類・光の色・その周りの素材がほどよく調和していることで良いインテリアとして完成します。